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第78回 イヌの乳腺癌における局所リンパ節の状態と予後的価値について。



イヌの乳腺癌における局所リンパ節の状態と予後的価値について。
Veterinary and Comparative Oncology 2011


雌犬の乳腺癌の領域リンパ節において、2ミリまでの微小な転移病巣を有する場合、2?o以上の大きさの転移病巣を有する場合の予後的価値を見出した。この研究では第4、5乳腺部における孤立性の悪性上皮性腫瘍と診断された51例を用いた。全ての症例において、領域の乳腺切除が実施されており、第4,5乳腺組織がソ径リンパ節と共に切除された。リンパ節は免疫染色により上皮性マーカーのサイトケラチンを用いて検査された。
disease free survival(DFS)とoverall survival(OS)を調べるために、症例は術後6ヶ月ごとに2年間追跡された。KaplanMeier analysisにより、転移が存在しない症例群と、2ミリ以上の大きさのリンパ節転移病巣を有する症例群の間にのみ、(DFS)とl(OS)の有意差を示した。これら2つの症例群と2?oまでの微小転移病巣を有する症例群との間に有意差は見られなかった。

グループA;リンパ節転移なし。
グループB;2ミリ未満の微小なリンパ節転移病巣。
グループC;2ミリ以上の大きさのリンパ節転移病巣。

手術後のdisease free survival(DFS)
    症例数   手術後2年間寛解症例数   平均DFS(ヶ月)
A    29           14             18.24
B     8             3              15.25
C    14             1              7.43


手術後のoverall survival(OS)
    症例数   手術後2年間生存症例数   平均OS(ヶ月)
A    29           15             19.03
B     8            4              15.76
C    14            1              8.29

パソラボより
弊社の報告書では以前から、初期の転移病巣についてはその旨記載しています(例えばリンパ節内占拠率1%未満などと記載)。占拠率の高い転移病巣ほど、輸出リンパ管から次のリンパ節に流れていく可能性が高いであろうという理論に基づいてのことです。悪性度の非常に高い腫瘍であっても、ごく初期のリンパ節転移病巣の時期も当然あるわけですので、報告書のコメントから総合的に状態を把握して頂ければ幸いです。また、今回の報告は、リンパ節を介してのリンパ行性転移に関して注目したものです。血行性転移に関しては、腫瘍細胞が速やかにその場から流れてしまうため、組織学的に評価する事は多くの場合、難しくなります。

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